公認心理師 資格取得を目標に
広く深く心理学を学ぶ

公認心理師をめざすには、本学指定の25科目の履修に加えて、平日に実施される心理実習の準備や調整なども必要です。卒業後も原則として大学院への進学が控えるため、長期的な学習計画が欠かせません。「こころの専門家」としての知識やスキルを身につけるまで、どのように学習を進めていくのかイメージしてみましょう。

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01卒業に必要な期間・要件

  • 正科生1年次入学の場合
    4年(最長8年)で、教養科目と専門科目を合わせて、計124単位の修得が必要です。その内、公認心理師資格取得に対応する指定科目の25科目は必修です。
  • 正科生3年次編入学の場合
    最短で3年間(最長で6年)で、専門科目64単位の取得が必要です。また、公認心理師取得に対応する指定科目の25科目は必修です。
  • 正科生2年次編入学(若干名募集)については、生涯教育・通信教育課までお問い合わせください。
  • 公認心理師の学部要件を満たすには、最短で3年間の学習期間が必要です。
  • 学部要件を満たす履修計画など、詳細は入学説明会・個別相談会などでお問い合わせください。

02

02学習開始から
卒業までの流れ

STEP01

履修登録

受講登録の方法や学習計画について、ガイダンスや個別相談でていねいにサポートします。
公認心理師をめざすには、資格取得に対応する25科目の取得が必要です。

資格取得に対応する開講科目

共通領域 心理学研究法Ⅰ/心理学実験演習Ⅰ/
心理学概論/心理学統計法Ⅰ/心理的アセスメントⅠ
臨床心理学
領域
公認心理師の職責/ 臨床心理学概論/心理学的支援法/ 司法・犯罪心理学/関係行政論/心理演習/心理実習
社会・産業
心理学領域
社会・集団・家族心理学Ⅰ/産業・組織心理学
発達・教育
心理学領域
発達心理学Ⅰ/教育・学校心理学
行動・脳科
学領域
知覚・認知心理学/感情・人格心理学/神経・生理心理学/学習・言語心理学
健康・福祉
心理学領域
精神疾患とその治療/障害者・障害児心理学/健康・医療心理学/福祉心理学/人体の構造と機能及び疾病
STEP02

学習

1科目(2単位)は15回の授業で構成され、
科目に応じてレポートや小テスト、期末試験の受験が必要です。

「心理学概論」の場合(メディア授業90分×15回)

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
レポート1回
(5回授業終了後)
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
小テスト1回
(10回授業終了後)
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
期末試験1回
(15回授業終了後)
STEP03

単位修得

各科目で指定された小テストやレポート、期末試験などの評価が基準を満たせば単位を修得できます。

STEP04

スクーリング「心理演習」

京都・山科にある京都橘大学のキャンパスにて、例年では10月~11月の週末に1日間×4週連続でスクーリングを開講します。ロールプレイングや事例検討などの演習を通して、公認心理師に求められる基本技能を身につけます。

  • 配当年次:3年次(後期)
  • 受講定員:30名

受講希望者が定員を上回った場合は、選考試験を実施します。公認心理師国家試験に準じた形式の、選択式試験です。

STEP05

スクーリング「心理実習」

「心理演習」の単位修得者のみが受講可能で、医療・司法・福祉の各分野の施設にて、学外実習および学内実習(事前指導・事後指導)を行います。要支援者へのチームアプローチ、多職種連携及び地域連携、公認心理師としての職業倫理及び法的義務への理解などを深めます。

※写真はイメージです

  • 配当年次:4年次(通年)
  • 受講定員:30名

※写真はイメージです

  • 再履修などにより「心理実習」の履修希望者が定員を上回った場合も、選考試験を実施する可能性があります。
STEP06

卒業

履修登録~単位修得の流れをくり返し、卒業に必要な単位を修得すれば卒業です。

03

03授業時間を1週間単位に
割り当ててみると?

正科生3年次編入学の場合
1週間あたりの学習時間約12時間
これ以外にも、授業の予習復習やレポート作成、試験勉強の時間も必要です。
卒業までの長い道のりには、思い通りにならないこともあります。自分に合ったペースをつかんで、楽しみながら心理学を学んでいきましょう!

※すべてメディア形式の授業(2単位)と仮定した場合の目安です。実際は授業形態や科目によって、単位取得までの学習時間は異なります。

※2022年度実績

選考試験が実施される場合は、そのための勉強も。
演習や実習で学びを深めるための、がんばりどころです!

※上記の学習時間はイメージです。詳細な履修計画についてはお問い合わせください。

04

04学習スタイルの一例

ご自身のライフスタイルや性格によって、適した学習方法は異なります。つまり「正解はない!」ということ。先輩たちが実践している方法を参考に、あなたオリジナルの学習スタイルを想像してみましょう。

  • 自分ルールできっちり!
    スケジュール通りに勉強する
    ルーティンタイプ
    決まった時間に、決まった授業を、決まった順番で勉強する。これが続けられるのは、他人じゃなくて自分が決めたルールだからかも。着実に学習を進め、理解を深めていける醍醐味があります。
  • スキマ時間をフル活用!
    短時間でも集中できる
    コツコツタイプ
    忙しい毎日でも、少し早く起きた時や移動する時など、ちょっとした時間は見つかるもの。そんな時はカチッとすばやくスイッチON!短時間でも集中しながら、学習を積み重ねていきます。
  • 今日は何を勉強しよう?
    日々のコンディションを重視する
    フリースタイルタイプ
    今日は疲れているから、好きな先生の授業で気分を上げようとか。今日はやる気が高まっているから、苦手な授業に取り組んでみようとか。その日の自分にいちばん合った学習内容を選びます。
  • 場面によってやり方を工夫!
    柔軟に勉強内容を変える
    フレキシブルタイプ
    ザワザワしたカフェや移動中などは、サクッと軽めに。腰をすえて勉強できる休日などは、特に集中したい授業をガッツリと。忙しい日常に、柔軟にペースを合わせながら学習を進めます。
  • 学生同士で情報共有!
    仲間と一緒にがんばりたい
    コミュニケーションタイプ
    日々の進捗や疑問をチャットで共有して、励ましたり励まされたり。
    進捗を確認できたり時にはちょっと焦ったり。「いいね」やコメントで、学習へのモチベーションをぐんぐん高めていきます。

05

05学生インタビュー

在学生の声をご紹介します。皆さんそれぞれに、最初から順調だったわけではなく、試行錯誤しながらがんばっています。実際に学んでいる先輩の声を参考にしてみてください。より一層イメージが膨らみますよ。

  • 正科生3年次編入学前澤 閑久さん

  • 正科生1年次入学青山 桃佳さん

06

06学生サポート

一人ひとりが自分のペースで、安心して着実に学びを進められるよう、履修計画から成績通知までを教職員が徹底サポートしています。不安を解消するだけではなく、モチベーションの維持にも役立つでしょう。

  • 履修計画
  • 履修登録
  • 受講期間
    進捗管理
  • 期末試験
  • 休み期間
  • 成績通知
  • 履修相談会で個別相談をていねいに実施
  • 履修相談で学習計画を徹底支援(履修登録期間中も常に相談可能)
  • 先生に質問で疑問を解消
  • 学生交流会で悩み相談や情報交換
  • 履修相談で困りごとを解決
  • echool campusマイページで学習状況をリアルタイムで把握
  • 各種サポートツールで学習管理
  • チャット交流でいつでも学友と進捗状況を共有
  • 学生交流会・チャット交流で悩み相談や、学習効率化のヒントなどの情報交換
  • 履修相談会で成績結果を確認しながら次期の履修計画を!

07

07よくあるご質問

Q公認心理師資格をめざす場合、どの程度の科目を履修する必要がありますか。
A公認心理師資格に対応した25科目を修得する必要があります。3回生後期「心理演習」および4回生通年「心理実習」については、受講にあたって履修条件を設定しているため、計画的に学習できることが前提です。また、公認心理師の学部要件を満たすには最短で3年間の学習期間が必要です。3年次編入の場合でも、2年間で学部要件を満たして卒業することはできませんのでご注意ください。なお公認心理師は、学部で必要な単位を修得するだけでなく、原則として大学院に進学することが必要なため、ハードルの高い資格と言えます。職場のメンタルヘルスケアやコミュニケーションの改善など現在の仕事に活かすことが目的であれば、資格取得にこだわらず心理学を学ぶのも良いと思われます。
Q「心理演習」「心理実習」のスクーリングについて教えてください。
A「心理演習」は京都・山科にある京都橘大学のキャンパスにて、週末に1日間×4週連続でスクーリングを開講する予定です。例年では10月~11月の週末1日間×4週連続で開講しています。「心理実習」は、医療・司法・福祉の各分野の施設における学外実習および学内実習(事前指導・事後指導)を行います。学外実習、学内実習ともに原則として平日を中心に実施します。学外実習の日数や時期は実習先により異なりますが、平日に連続して行う施設もあります。学内実習は、本学キャンパスで年間を通して平日の指定された日時に定期的にスクーリングにて事前指導、事後指導を行います。年間で20~30日程度、平日に授業を受講する長期のプログラムとなります。このため、就業しながらの履修はたいへん困難であるという点にご留意ください。
Q「心理演習」「心理実習」について受講者数に制限はありますか。
Aはい。「心理演習」「心理実習」は受講定員 30 名としています。「心理演習」の履修希望者が定員を上回った場合は、選考試験を実施し、選考試験を合格した方のみ受験を許可します。「心理実習」は「心理演習」の合格者のみが受講できます。
  • 再履修などにより「心理実習」の履修希望者が定員を上回った場合も選考を実施する可能性があります。
Q「心理演習」を受講するための選考試験とは、どのような試験ですか。
A今年度の「心理演習」履修に関わる選考試験は、以下の内容にて行う予定です。今後、変更する可能性があります。
  • 実施時期:9月の週末に実施
  • 実施方式:対面による筆記試験
  • 出題形式:公認心理師国家試験に準じた形式の多肢選択式
  • 出題範囲:3年次前期までに配当される公認心理師科目21科目に関する内容
Q公認心理師の科目を修得する場合、3年次編入学ではなく、2年次編入学をした方が良いのでしょうか。
A必ずしもそうではありません。2年次編入学の募集は若干名であり、毎年度必ず募集するとは限りません。また、2年次編入学の場合、卒業のために修得すべき単位数が多くなることにもご留意ください。学習期間が3年以上必要であることをご理解いただいた上であれば3年次編入学で学習いただくことも可能です。

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