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心理学を生活全般の土台に
卒業生 土居美恵さん
正科生3年次編入学
国家公務員
「ギフテッド」と保護者を
支えるために心理学を学習。
生まれつき並外れた知能や才能をもつ「ギフテッド」と呼ばれる子どもたちと、保護者をサポートするボランティア活動を行っています。ギフテッドは、その突出した能力がゆえに周囲の理解を得にくく、何らかの生きづらさを抱えています。また多くの保護者が、が子の扱いや育て方に悩まれています。
この活動を進めていくうち、より良いサポートを行うためには、子どもたちや保護者の方々の心を理解したうえで、寄り添うことが重要であると痛感。私の二人の子どもがそれぞれ大学院、大学に進学して手が離れたこと、私ももう一度大学で勉強してみたいと二人に触発されたこともあって、現状もっとも必要な心理学を学べる通信制大学を探しました。
「たちばなエクール」は心理学に特化した授業内容の充実度、学びの領域の広さに魅力を感じて入学を決意。私は公務員として仕事もしているので、学習との両立のしやすさ、スクーリングの際のアクセスの良さ、さらに家計を預かる主婦でもあるので、負担のない学費も決め手となりました。
学びをいっそう深めてくれた
先生一人ひとりの優れた知見。
心理学の学びは、領域、科目を問わす、どれも大変おもしろかったです。特にメディア授業では、テキストには書かれていない事例や先生方それぞれの知見を教えていただいだくことができ、知識が一段と深まっていきました。
習得した知識は、ボランティア活動はもちろん、公務員として働く職場では、部署や後進をマネジメントする立場にもあるので、仕事上でも活かされています。
かつては保護者の方や部下の悩みを聞くとき、私の経験を頼りに具体的なアドバイスすることが多かったのですが、今は相手の話に耳を傾け共感を伝えることに留め、本人が自ら考え答えを出せるよう導いています。
自分の正解が他者の正解とはいえないことや、多数派に当てはまらない少数派であっても、それは決して悪いことではないと認識できるようになったのは、心理学のおかげ。これが、カウンセリングやメンタル・ケア、組織のマネジメントを行う際のベースになっています。
日常生活の中に学習を導入。
仲間との出会いも財産に。
在学中は、仕事、家事、ボランティア活動と、忙しい日々でしたが、通勤時間にテキストを読んだり、帰宅後、料理をしながらメディア授業を視聴したり、日常生活に学習を組み込んでいくことで、無理や負担を抑えることができました。
スクーリングなどを通じて、目的や悩みを共有できる、たくさんの仲間と出会えたことも財産になりました。年齢も立場も居住地もまったく異なるのですが、心理学を学びたい、周りの人びとや自分自身のために役立てたいという思いは同じ。各々の学習の進め方、仕事などへの活かし方、心理学の捉え方なども参考になり、視野が広がったと思います。
仕事や家庭などをもつ年齢、立場になり、明確な目的意識のもと、心理学を専門的に学んだことは大変有意義で、人生の大きなプラスになりました。これからも「たちばなエクール」で得た知見を活かし、仕事にもボランティア活動にも全力を注いていきたいです。