MESSAGE在学生・卒業生メッセージ

正科生卒業 大野敦さん

心理学を活かしてより良い組織を構築

正科生卒業 大野敦さん

警察官

 

カウンセリングの「傾聴」のスキルが
問題解決と職務遂行の大きなカギに。

昨今、警察の世界でもメンタルヘルスが重要視され、心理学の学習や資格の取得が推奨されています。私は元々、心理学に興味があり、大学進学時に心理学部を受験した経験もあります。警察官になり、年を経るとともに人材や組織を管理する立場になってきたことで、改めて心理学を本格的に勉強することを決めました。 「たちばなエクール」は、社会・産業心理学領域をはじめ幅広い分野のカリキュラムが設定されており、知的好奇心に合わせて学べることに惹かれました。スクーリングもあるので、大学が自宅から近いことも入学の決め手になりました。

実際の学習においては、職員の相談業務が私の重要な仕事でもあるので、「カウンセリング」について力を入れて学びました。そこで得た「傾聴」のノウハウは、今とても役に立っています。以前は相談を受けている途中で自分の意見を述べて、相手の話をよく遮っていましたが、「傾聴」でまずはじっくり聞くことを意識すると、相手は本心を打ち明けてくれるようになり、効果的な問題解決に結びついています。

日々の学びや仲間との交流を通じて
考え方に広がり。客観的な視点も習得。

様々な研究や調査結果を統計学の手法を用いて分析していく「心理学統計法」も興味を刺激された科目です。例えば、仕事の満足度について調べたデータがあるとして、過去の調査結果よりも満足度の割合が高くなっている場合、回答者は本当に満足しているのか、職場環境の改善といった対策が功を奏したのか、多角的に考える必要があります。日々の業務でもデータを扱う機会が多く、学習後は、数値を鵜呑みにするのではなく、背景にある事象まで捉えて客観的に分析をするようになりました。

「たちばなエクール」では、スクーリングを通じて、たくさんの受講生に出会えたこともよかったです。年齢や立場が違うからこそ、それぞれの勉強方法の工夫や、仕事、人生にいたるまで、いろいろなことを忌憚なく話し合えたことはとても有意義で、私自身の仕事や考え方、心理学的なアプローチに対しての参考にもなりました。

心理学の知見を組織や社会にも
自分自身にも役立てていく

心理学を学んだことは、私のメンタルヘルスにもプラスに働いています。かつては、目の前の業務だけにのめり込んでしまいがちでしたが、今は一つひとつ冷静に捉えて取り組み、多忙な時や難しい問題が発生した時にもあれこれ悩まなくなったように感じています。

警察の仕事は、どうしても強いストレスがかかりますので、より快適で誰もが実力を発揮できる環境を築くことや、個々の問題や悩みの解決に力を尽くしていくことが私の目標です。また、警察官は老若男女問わず、ありとあらゆる人と接する仕事でもあるので、心理学を学べば、そういった方々の心情や立場をより深く理解したり、親身に寄り添ったりすることにも役立てられます。心理学のメリットは本当にはかり知れません。多くの人に知ってもらえると嬉しいです。