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教員紹介 デジタルメディア学部

学科長

吉田 俊介 教授

YOSHIDA Syunsuke

専門領域
バーチャルリアリティ、コンピュータグラフィックス
担当授業
「メディアエンジニアリング概論」「コンピュータグラフィックスⅠ」など

人とコンピュータの世界を橋渡しする、バーチャルリアリティの技術

バーチャルリアリティは、現実と同じ質をバーチャルな体験として生み出すことを究極の目標とした学問であるため、ヒトの五感に着目したインターフェースの設計が重要になります。こうした「ヒトとコンピュータの世界の橋渡し」の仕組みは、ヒューマン・コンピュータ・インタラクション、あるいはヒューマン・コンピュータ・インタフェースと呼ばれる分野で扱われています。その中でも私は視覚を通じた情報提示に注目し、リアルタイム3DCGや特別なメガネを使用することなく観察できる立体映像表現など、コンピュータグラフィックスを活用した研究に取り組んでいる真っ最中。ヒトの感覚や行動に寄り添った、あくまで自然でありながら、没入感あるメディア体験を作りたい、それが今の目標です。

デジタルメディアの知識や技術の習得のためには、まずは「触れてみること」が大切

「メディアエンジニアリング概論」は、専門領域に進むための導入科目。クリエイター志向の学生にも理解しやすいよう、音や映像といったメディアを「信号」としてどのように処理し、表現として活かすかを工学的な視点から概説し、仕組みの面白さや技術の奥深さに興味を持ってもらえるよう工夫しています。また、「コンピュータグラフィックスⅠ」では、エンジニアリングに関心のある学生に対し、授業の中でCGの基礎技術やアルゴリズムを自ら実装し、視覚表現の裏側にある論理を楽しみながら習得してもらいます。
「数学が苦手だから」と、デジタルメディアに興味があるのに、諦めてしまうのは勿体無いことです。私の担当する講義では、実際にプログラムを動かしながら体験的に理解できるような工夫を散りばめていますので、オンデマンド授業の良さを活かし、何度でも見返しながら、自分のペースで学んでいってほしいと思います。
少しずつで大丈夫。まずは私と一緒に、触れることからはじめましょう。

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