MESSAGE在学生・卒業生メッセージ

在学生 楠原大輝さん

何をどのように学ぶか、“自分らしさ”で選ぶ未来がある

在学生 楠原大輝さん
正科生1年次入学

学生

 

厳しい受験勉強を経験したからこそ
「通信制大学」という選択肢が見えてきた。

私はいわゆる進学校の高校に通い、毎日7時間授業をこなして帰宅するという日々を送っていました。同じ時間に起きて登校し、勉強を通じて競争し、同じ時間に帰宅して…の繰り返し。厳しく時間を管理される日々に心も体も疲れてしまい、3年生の秋に、進学先として通信制大学を検討し始めました。
3年間頑張り続けた受験勉強があまり活かされない進路選択。大学に進んで数学の研究をしてみたいと考えたこともあったので「本当に通信制に進んで後悔しないか」と自分のなかでも迷いがありましたし、親からの反対もありました。それでも勉強の時間、アルバイトの時間、余暇の時間を全て自分で管理したいという私自身の強い希望に加え、通学制の大学より学費が抑えられるという経済的メリットも説得材料となり、最終的には親も私の意志を尊重してくれました。心理学を選んだのは、「人の心」が学問として日常と関わりが深く興味深かったから、また卒業後にどのような進路を選ぶとしても社会が人と人とのつながりである限り、心にまつわる知見は必ず活かせると考えたからです。

学習時間も、授業動画の進め方も、全て
「自分のペースでOK」のありがたさ。

いまは、少し大げさなようですが「自分の時間を取り戻せた」ようでホッとしています。アルバイトや趣味の時間と、必要な学習時間を調整し、「今日はあまり学習に時間を割かない日」「今日は学習を進める日」とメリハリをつけて日々のスケジュールを組むことができています。関心のある心理学の授業を集中的に学べる点も私の性格に合っており、新たな発見を得られる授業がとても楽しいです。
また、動画での受講は初めてでしたが、わからないポイントで「映像を止めて、戻せる」ことが画期的でした。大人数の教室では聞き取りづらい部分や理解できない部分があっても、挙手して教員に尋ねにくいという人は多いと思います。周囲に気遣うことなく、自分のペースで学びを進められるというのはとてもありがたいです。たちばなエクールの授業には「先生に質問」機能もついているので、なおさら理解を深めやすいと思います。

心理学にも、得意の数学が活かせる。
学ぶたびに、将来の可能性が広がっていく。

入学前、私は心理学とは「視線や行動から人の心を読む」、いわゆる文系の学問だと思っていましたが、それは大間違い。最初の授業で、心理学は「人間の行動や仕草を分析・検証し、実証する、科学的な学問」であることを説明されました。また、分析作業の過程では、統計など理系の知識も求められることを知り、自分の得意科目である数学が活かせることはうれしい驚き。「人からの相談に回答し、解決に導く」いわゆるカウンセリングのイメージから、心理学の捉え方がどんどん変わっていきました。
人はどんなとき、どんな行動をとるのか、その理由・背景は何なのか。心理学の視点が身につくたび発見があり、考え方のパターンが増え、より一層学びへの意欲、好奇心が湧き立ちます。心理学を学び始めてまだ2カ月ほどですが、これからも心理学の知識をどんどん吸収し、新しい興味を発掘しながら、じっくり将来設計を進めていきたいです。