通信教育で実践につながる心理学を学ぶ
正科生とは、学士の学位(4年制大学卒業資格)の取得を目的として入学する学生です。
4年以上在学し、所定の124単位以上(うちスクーリング科目30単位以上)を修得することにより、学士(心理学)の学位が授与されます。最終学歴により2年次または3年次からの編入学を選択して出願することもできます。
充実の専門領域
たちばなエクールでは、臨床、福祉、教育、産業などさまざまな分野において活用できる豊富な科目を開講しています。5つの専門領域をもつ充実のカリキュラムは最大の特長。心理学の基礎を学んだ上で、興味のある領域をより深めることができるだけでなく、関心や目的に合わせて幅広くかつバランスよく学べます。
臨床心理学領域
臨床心理学は、幅広い世代の心の健康や問題を深く理解し、その人の問題の解決や新しい考え方への気づきを支援する学問です。実践的な自己理解・他者理解の力やコミュニケーション能力をはじめ、臨床におけるさまざまな対処法を身につけ、医療や福祉分野など幅広い現場での活躍をめざす人に適した領域です。臨床心理士・公認心理師の資格取得をめざすための知識やスキルを身につけることもできます。
社会・産業心理学領域
人は合理的であろうとしても、衝動的に買い物をしたり、わざと時間をかけて楽しむといった思考・行動プロセスを持ちあわせています。
社会・産業心理学領域では、こうした不合理な行動を合理的に分析する消費者行動の研究をはじめ、企業の業績を高めるマーケティングや、組織内の人間関係を良好に保つメンタルヘルスの知識などを幅広く学ぶことが可能です。ビジネスの現場で役立つ実践的なスキルが身につきます。
発達・教育心理学領域
発達心理学では、胎生期から青年期・成人期を経て老年期に至る発達のプロセスとその様相について学ぶことで、人間理解を深めていきます。教育心理学では、主に学校教育における学習と子どもの認識発達との関係について学んでいきます。成長とともに生じるさまざまな心の問題への対処法やストレスマネジメント、さらに社会で生きていくために必要となる広範な知識・スキルは、保育・教育関連業界はもちろん、夫婦関係や子育てなど日常の暮らしにも役立てることができます。
行動・脳科学領域
相手の心を知りたいとき、人はまずその行動を観察して手がかりを得ようとするもの。行動・脳科学は、心や行動の成り立ちを脳のシステムをヒントに考えていこうとする学びです。知覚や認知、記憶などの心的活動が、脳のどの部分で行われているのか。実験を通して、複雑な心の状態を単純な要素に分解・再構築し、その原因を追究するプロセスを学ぶことで、データに基づいた理論的思考力を身につけることができます。
健康・福祉心理学領域
自身の成長や職業・家庭生活に大きな改善をもたらす『役に立つ知恵』を身につけるために、「心とからだの健康」について深く学んでいきます。心身の健康の維持や幸福であることの認識、クオリティ・オブ・ライフ(人生や生活の質)の向上などは、多くの人々が重視する問題です。これらの問題に対し、心理・社会・身体的要因がどのような影響や役割をもつかについて、医科学や福祉学といった関連諸領域の知見もふまえつつ、心理的側面からアプローチし分析します。